矯正治療の流れFLOW

初診から保定まで。
矯正治療の進み方をご説明します。

当院は、悪い歯並び(不正咬合)の治療を専門に行う歯科医院です。
矯正治療は、数か月から数年にわたる長いお付き合いになります。安心して治療を始めていただけるよう、初診から治療開始までの流れや、その後の通院・保定までの進み方についてわかりやすくご説明します。

なお、虫歯の治療、抜歯などの一般歯科治療は、かかりつけの歯科医院でお願いすることになります。
必要に応じて連携しながら治療を進めてまいりますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

  • 1回目|初診(無料矯正相談):歯並びのお悩みやご希望をうかがい、考えられる治療方針をご説明します。
  • 2回目|精密検査:レントゲンや写真の撮影、歯型の採取などを行い、お口の状態を詳しく調べます。
  • 3回目|診断・治療計画のご説明:分析結果をもとに、治療方針・使用する装置・費用・期間をご説明します。
  • 4回目|治療開始:装置の作製を始め、装着します。

矯正治療は基本的に、第Ⅰ期治療(子供の矯正治療:約1年の治療期間&大人になるまでの成長観察)から第Ⅱ期治療(大人の矯正治療:約2年間)と続き、その後治療の後戻りを防止するための保定期(約2年間)の3つの時期に分かれています。
第I期から治療が始まる患者さんは期間がどうしても長くなってしまいますが、第Ⅰ期治療で多くの問題を解決しておくことにより第Ⅱ期の治療期間が短くなります。
第II期から治療を開始する患者さんは多くの問題点を抱えているため、治療期間が長引く傾向があるようです。また歯並びの状態、歯の移動速度、成長の度合い等は個人差が大きいため、治療期間は一様ではありません。

治療期間中は、おおむね1か月に1度のご来院です。成長観察の期間は、3〜4か月に1度のご来院となります。

装置を付けたあとは、粘着性の食べ物やジュース類はできるだけお控えください。

装置が付くと歯が磨きにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。ご来院のたびに、ブラッシング指導とプラークコントロールを行います。詳しくは「矯正中のお口の管理」をご覧ください。

子供の矯正治療は第 I 期治療から、大人の矯正治療は第 II 期治療から始まります。

第 I 期開始 [写真1]

写真1は第 I 期治療期を表します。
まだ乳歯の残っているときで前歯の反対や凸凹などを早く改善しておきます。
また、将釆永久歯を正しく並べるための環境作りを行います。

反対咬合の直った時 [写真2] 

写真2は前歯の歯並びが改善された時です。この後第 II 期になるまで観察を続けます。

第 II 期開始 [写真3] 

写真3は第 II 期治療を開始したときを示します。
全部の歯が永久歯になったので最終的な正しいかみ台わせにするため、セラミックの装置(ブラケット)を上下全部の永久歯につけます。

第 II 期終了/保定開始 [写真4]

写真4は第 II 期終了、セラミックの装置がはずれた直後の保定開始期を示します。

第 II 期開始→後戻り防止の保定装置(リテーナー) [写真5] 

写真5は当院で採用している保定装置を示します。
この目的は「正しく並んだ歯が後戻りしないようにする」ためで、この治療のことを保定といいアフターケアーの始まりです。
上の歯にはプラスチックの透明なプレートを使用し、下の 歯には裏側に特殊な柔らかいワイヤーを接着します。

矯正治療は、一部の保険適用症例を除き、自由診療(自費)で行う治療です。歯を動かす過程で痛みや違和感が生じたり、費用がかかったりするなどのデメリットを伴う場合があります。

当院では、メリットだけでなくリスク・副作用についてもきちんとご説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めます。主なリスク・副作用は下記のとおりです。すべての項目は「リスク・副作用」ページにまとめていますので、あわせてご覧ください。ご不安な点はどんなことでもご相談ください。

  • 装置の装着後や調整後に、痛みや違和感が生じることがあります(多くは数日〜1、2週間程度で慣れていきます)。金属など装置の材料でアレルギー症状が出ることもあります。
  • 装置が付いている間は歯みがきがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。丁寧なセルフケアと定期的なメンテナンスが大切です。
  • 歯の移動にともない、歯根が短くなる(歯根吸収)、歯ぐきがやせて下がることがあります。ごくまれに、歯が骨と癒着して動かない、歯の神経が障害を受けることもあります。
  • 歯の動き方には個人差があり、治療期間が延びることがあります。装置やゴムの使用状況、通院状況など患者さまのご協力が結果や期間に影響します。治療中にあごの関節の音・痛み・開けにくさ(顎関節症の症状)が生じることもあります。
  • 治療後は、保定装置(リテーナー)を指示どおり使用しないと後戻りすることがあります。親知らずの萌出や加齢・歯周病などでも歯並びが変化することがあり、また矯正治療は一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。